千葉市中央図書館では、2020年11月から12月まで図書館内にまもセンサー Airを設置しました。
※現在は、設置しておりません。
千葉市中央図書館
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●導入の目的
- コロナ対策として自習室の空気環境を「見える化」することで、利用者に自習室が安全・安心であることを伝え、利用促進を図る
- 学習環境の「見える化」として管理屋や利用者にも情報を提供する
- スタッフの業務効率の改善
●課題
- 受付と自習室が離れており、換気のため定期的にスタッフが実習室を訪れ、窓開けによる換気をする必要があった。また空気環境を客観的に把握できないため、必要のない換気を行い、室温が低下するというお課題があった。
- 席数を減らして「密」を回避する対策を実施していたが、それが本当に「密回避」に繋がっているか否かが分からなかった。
●解決できたこと
- 受付にて居たままにして、離れた自習室の空気環境が把握できることになったので、必要に応じて自習室を訪れ、換気する状況が作れ、スタッフの業務効率が改善された。
- 利用者の中にはモニターで表示されるCO2濃度の推移に興味を持ち取組に共感される方もいた。
- スタッフは、センサーの設置により空気環境が見える化されたため、自信を持ってお客様に利用を進められるようになった。
- 設置前までは、「自習室を開けて良いのかどうか」という議論があり、開けることに対して疑問視する声も多かったが、センサー設置後、客観的な「安心・安全」が把握できることによって、開けることに否定的な意見が圧倒的に減った。
●考察
- 自習室をそもそも開けるべきかという議論がある中で、96席から32席に減らしたものの、更に減らすべきという意見も出ず、現在の体制を維持することで一致団結できたのも、センサー設置が大きな要因だと感じている。
- 結果、コロナ禍の中でも、「住民が図書館の利用を通じて学習し,情報を入手し,文化的な生活を営むことができる。」という図書館本来のあり方を維持し、市民に貢献できたことに安堵を抱いている。
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